●一枚の布 小千谷縮み(おぢやちぢみ)
雪から生まれる布
小千谷縮みという夏のきもの地があります。麻の織物なのですが生地の表面に波状の皺があるのが特徴。皺はしぼと呼ばれ、この凸凹したしぼがあるお陰で、風通しが良いだけでなく肌に張り付かないさらりとした着心地になり、盛夏のきものにもってこいというわけです。
小千谷縮みの生産地は新潟県小千谷市。小千谷といえば豪雪地帯。一年の半分をも雪の中で過ごすことを強いられる農家の女性達によって受け継がれてきました。
麻の糸は乾燥すると切れやすくなるので、雪が降る11月から4月の湿度が高い間に糸を績み(うみ)、機織りをします。
降雪が落ち着く春になると、織り上がった反物の糊を落とすため洗う。そして晴れた日に雪の上に干して晒す。これが越後の春の風物詩、雪晒し(ゆきさらし)です。日光で雪が蒸発するときに生じるオゾンの漂白作用により生地が晒され、白はより白く、色柄は鮮やかになります。
糸作りに始まり反物として仕上がるまで、ひと冬4メートルも降る雪が小千谷縮みには不可欠であることを知りました。遠い昔小千谷の人は深い雪にも負けず、むしろその雪を利用して小千谷縮みを生み出したのです。
一緒に暮らしている母から和服仕立てのうわっぱりを頂戴しました。縞柄が特徴の会津木綿のものです。薄茶の地色に臙脂(エンジ),うぐいす、こげ茶、青の4本の縦縞模様は、ただ縦長の直線が並んでいるだけなのですが、これがなんともシンプルでしゃれています。色使いもすてき。ざらっとした綿の質感はたまりません。
銀座の有名店のものだということで、手触りのいい上品な風呂敷でした。「なるほど、そういうものか」と思ったものの、私はかなり不器用なほうなので包むのもうまくありません。でも、四角い箱でも瓶でも丸いスイカでもいかようにも包めて、用が済めば小さくたたんで持って帰れる、そしてゴミにならないこの日本古来の風呂敷は確かに実用的です。紙袋につっと入れて、下手をするとそのまま先方にお渡しするといったようなのは無作法だろうし、第一、粋ではないでしょう。ここは頑張ってこの風呂敷を使いこなせればきっと格好がいい...。
「やっといい芍薬が手に入ったのよぉ」と嬉しそうな先生。なるほど、細い茎はしなやかで、すらっと伸びた先端にまんまるのつぼみがつき、葉は小ぶりでイキイキしてます。芍薬(しゃくやく)の開花時期は3月から6月なので、本格的な夏になる前、梅雨時のこの時期を逃すと今年はもうシャクヤクには会えずじまいになってしまいます。おりおりの木々や草花を生けて季節感や自然を味わうのがいけばなの楽しみのひとつなのですが、木も花も生ものなので、1度旬の花材を逃すと次回またというわけにいかず、今年はとうとう桃を生けずに春が終わってしまったなんていうことになるのです。
手近とは言え、青梅駅周辺の旧青梅街道で繰り広げられる、この山車祭りは見ごたえがあります。計12台の山車がこの街道を行き来し、山車同士が出会うと、それぞれが回り舞台構造になっている上層部を相手のほうに向け、喧嘩囃子とも言うように囃子連や舞手が競って激しく舞い、太鼓や笛を鳴らします。また、山車のほかにも沿道に市内の囃子連が櫓を組んで、居囃子といって動かずに舞と囃子を続けていて、山車はこの居囃子とも競り合いをします。
和紙と言えば、私も和紙作りを体験したことがあります。東京の五日市にある「
今日、知人のちぎり絵展に行ってきました。色紙やカードに椿の花やクリスマスツリーを貼ったものが「ちぎり絵」とばかり思っていましたが、とんだ誤解でありました。油絵と見まがう風景画、静物画そして人物画。どれも紙を貼り付けた絵とは思えない表現力で、びっくりしてしまいました。

私は福島県は郡山の「みたて食ってみねえ会」というところから毎月、米に味噌などのセットを送ってもらっています。今月、届いたものの中に凍り豆腐がありました。

今年の秋、日本列島は台風で本当に痛めつけられました。それでも、6月に田植えをした田んぼでは稲が実りました。ここでは赤米、黒米、みどり米という古代米が植えつけられているので黄金色とのコントラストが目に鮮やかです。

皆さんのお住まいの地域には、神社があってそこでお祭りが催されたりすることがあるでしょうか。私の住むすぐ近くには神社があり、普段はそれほど訪れる人も多くはないのですが、お正月や七五三といった行事の折にはここでお札を受けたりすることができます。この神社で先ごろ行なわれたお祭りを見てきました。そう、いわゆる「村の鎮守の秋祭り」ということでしょうか。



