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2005年09月19日

●高砂やこの浦舟に帆をあげて

ブーケ姉妹のように育った幼なじみの娘の結婚式に列席してきました。色白でぽっちゃりした甘えん坊のかわいいかわいい女の子だったあーちゃんの眩しいほど美しいウェディングドレス姿に感無量でした。なるべく自分たちの手でと、招待状だけでなく座席表やメニューまでも手作りし、最後には参列したひとりひとりに宛ててふたりからの感謝の言葉を送ってくれる演出など、ふたりの心配りと謙虚さがひしひしと伝わってきて嬉しいやら切ないやら。いつも遠くからあーちゃんの成長を見守らせてもらっていたつもりだったけれど、いつの間にかしっかりと自分の、そして自分たちの世界を築いていたのですね。

感激して涙ぐんでいるあーちゃんの横顔に一瞬、幼いときの面影を見ました。思わず生まれたばかりのあーちゃんを抱かせてもらった時のことを思い出しました。不思議だね、あーちゃん、あなたが生まれたことも奇跡だし、彼が生まれたことも奇跡です。そしてふたりが出会ったことも。

まだまだ「夫婦」進行形のわたしとしては、夫婦の在り方などなにひとつ語れませんが、出会ったふたりが少しでも長く一緒にいれることが一番のような気がします。一緒に白髪とシワを増やしていってね。

高砂の置物なぜか高砂のおじいさんとおばあさんの置物が浮かんできました。白髪になってもふたり元気で寄り添い、なんともいえない優しい微笑みを浮かべているおじいさんとおばあさん。末永く契り合う夫婦の理想の姿とはききますが、ふたり揃って元気で歳をとり、しかも穏やかに微笑んでいるには、きっとそれなりに努力をなさってきたにちがいない。

婚礼の席につきものの高砂やですが、さすがに若々しい披露宴では登場しませんでした。でも高砂のおじいさんとおばあさんのように末永く健康で、いい笑顔をむけられるふたりでありますように。

「高砂やぁこの浦舟に帆をあげてぇー」

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