餅つきで新年を

2004年。この1年は皆様にとってどのような年でしたか。思い起こせば、鳥インフルエンザ、猛暑、次々とやってくる台風、新潟中越地震、それに浅間の噴火もありました。そして、もう新しい年へのカウントダウンも始まろうというときに、インド洋諸国を襲ったまさかの大津波。大変な年でした。

それでも時は刻まれ続けます。いろいろありましたが、新たな気持ちで新しい年を迎えましょう。そして、日本の新年を迎えるには、お餅は欠かせません。今年、私が田植えから参加した里山体験では、収穫したもち米でお餅をつきました。
餅つき、こねる 餅つき、つく

もち米をといで水に浸し、せいろで蒸し、そして杵と臼を使って餅をつきます。餅つきの情景としては、ぺったんぺったん、とつき、途中で合いの手が餅を返すというのが一般的でしょうが、そのようにつく前に、最初に蒸されたもち米を臼に入れたならば、杵を使ってそれを潰すようにこねる作業が必要なのだそうです。ある程度こねたらば、ぺったんぺったんとついていきます。そして滑らかな状態になれば出来上がり。

辛み餅、最高。子供の頃はなんて辛いのだろう、と苦手だったけれど、今はあんこやきなこもよりも、こちらの方が好きになりました。やはり年をとったのか、それとも飲兵衛になったのか。帰りに古代米のもち米である「みどり米」(写真左)をお土産にもらいました。これをついたら緑色のお餅になるのね、きっと。ちなみに写真の右は赤米でうるち米です。ふつうのお米にちょっと混ぜて炊くとお赤飯のような美しい色合いになります。

新しい年は地球市民、皆にとってよい年になりますように。
古代米、左が緑米、右が赤米