使っていた素木のお箸が傷んできたので、新しいお箸を買い求めました。輪島塗のお月様のお箸。

輪島塗のお箸艶やかな朱色と輝く金色のお月様に、うさぎとすすき。今年はお月見もできずに仲秋も過ぎてしまったし、今晩もあいにくの曇り空。だから、きょうはこのお箸のお月様でお月見しましょうか。でも、月見団子ではなく、私は月見に一杯のほうがいいかな。hashi-tsukimi00-large

こうした漆塗りのお箸が使われるようになったのは江戸時代中頃、発祥の地は若狭(福井県小浜地方)と言われています。その後、輪島でも塗箸が製造されるようになったそう。漆を塗ることで木製の箸は耐久性が増します。しかも漆は塗られた後さらに硬さを増し、また使うほどに透明感を増していくのだとか。

滑らかで私の手にもよく馴染むこの一膳。丁寧に長く使っていきたいお箸です。hashi-tsukimi1