いつの間にか空に浮かぶ雲が秋らしくなりました。読書の秋ですね。猫たちが主役の本を見つけました。猫の俳句=猫を詠んだ俳句だけを集めた本を紹介させてください。俳句の世界でも猫たちは大きな存在感を放っています。まずはこちら。

ねこのほそみち 春夏秋冬にゃー(著:堀本裕樹・ねこまき)

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ひとくちで言うと、猫の俳句=猫を詠んだ俳句とその解説、そしてプラスアルファで漫画付きの本。俳人・堀本裕樹さんが俳句を選び解説し、イラストレーターのねこまきさんが独自の解釈で猫の姿を描いています。

俳句は全部で88句。堀本裕樹さんの解説は、楽しくて面白い。解説でありながらまるでエッセイのよう。妄想へと発展するときもあり、それはそれで想像力をかき立てられます。猫たちへのまなざしだけでなく、人そして俳句へのまなざしにも温かさを感じます。季語や切れ字の使い方などもさりげなく盛り込まれていて、俳句初心者の私としては勉強になりました。

ねこまきさんの漫画は、モコモコの猫たちのしぐさと表情がたまらなく愛らしい。どこかほのぼのとしていて、猫と暮す人たちが温かくて、優しい気持になります。堀本さんの解説を漫画にしたのではないので、ちがった世界が広がっています。俳句は人それぞれどんな解釈をしてもいいのだし、どんな想像だってできることに気づかされます。

我が家のねこ、チビを思い出してしまった…愛すべき猫たちなのです。

叱られて目をつぶる猫春隣  久保田万太郎