もうひとつの招き猫誕生話
新宿住友ビル玄関前に鎮座する「玉ちゃん」、世界的彫刻家、流政之氏の作品です。
九谷焼にかけた壮大なる夢、吉田屋伝右衛門
古九谷と言えば、江戸初期のわずか40年ばかりの間に生産されていた焼物の名品。古九谷が消えてしまって100年以上も後に、72歳にして九谷焼の再興に着手した加賀の商人、四代目吉田屋伝右衛門の話は非常に興味深いものです。
クタニクレーン 東洋への憧れ
偶然立ち寄った陶磁器の専門店でついに見つけました。ウェッジウッドのクタニクレーンのティーカップです。
あこがれの九谷焼「釉裏金彩の大皿」 その2
釉裏金彩(ゆうりきんさい)という技法は、まず磁器の素地に絵具を掛け地色をつくり、その上に絵柄に切った金箔を置いて焼き付け、さらに透明釉を掛けて焼き上げるというものです。つまり地色の釉薬と透明な釉薬とで金箔をサンドイッチしているわけです。
あこがれの九谷焼「釉裏金彩の大皿」 その1
九谷焼作家の人間国宝、吉田美統(よしだみのり)先生の釉裏金彩(ゆうりきんさい)による作品です。初めて作品を拝見した時、その作風が私の持っていた九谷焼のイメージとあまりにもかけ離れていたので、え、どうしてこれも九谷焼なの?と考え込んでしまいました。その疑問とともに、薄緑色の大皿に描かれた金色の蓮華の花の絵がずっとずっと脳...