お茶はどのように作られるか

茶畑では今、つやつやとしたお茶の若葉がそこかしこから頭を出しています。このお茶の葉がどうやって私たちが飲むお茶(煎茶)になるか、皆様ご存知でしょうか。実は様々な工程を経てようやく「お茶」になるのです。

新茶の葉普段、私たちが飲んでいるお茶の多くは機械で製茶されたものです。というのも、すべて手作業で、すなわち「手揉み」でお茶を作るのは大変な重労働であり、現在ではほとんどの作業が機械化されているからです。けれども一方で、茶業者の方達の中には昔ながらの「手揉み」の技術を保存していこうという動きもあるようです。

手揉みの工程、回転揉み、円内はこくり「手揉み」でお茶を作る場合、摘んできた茶葉を蒸した後、葉振るい、回転揉み、重回転、などの諸々の工程を通してかれこれ3時間ほどもほとんどずっと揉み続け、さらに乾燥を経て、ようやく「お茶」に仕上がります。一言に「揉む」と言っても各工程で動作は異なり、微妙な手さばきが要求されますし、また身体全体を使わなければなりません(腰がいた?くなるらしいです)。一回に作れるお茶の量も限られています。

製茶の機械、揉捻機というわけで、私たちがお店で買ってくるお茶はたいていの場合、機械で作ったものなのです。機械の場合、手揉みの工程に対応するような機械があって製茶されていきます。機械化のおかげで、明治以降、一般庶民でも煎茶を気軽に飲めるようになったといいます。

私たちが何気なく飲んでいる日本茶も、実は多くの人が関わって長い時間をかけて発展してきたと考えると、新茶をゆったりとした気分で味わってみたいという気持ちになりますね。